テート・ラビアンカ殺人事件の概要 1
テート・ラビアンカ事件は、アメリカで起こった殺人事件のことです。
この事件の首謀者はヒッピー集団のリーダー、チャールズ・マンソンで、彼の率いる「マンソン・ファミリー」によって
引き起こされました。
シャロン・テートは、ポーランド出身の人気映画監督、ロマン・ポランスキーと結婚した人気上昇中の女優でした。
事件が起きた頃、テートはポランスキーの子供を身籠っていて、出産間近に迫っていました。
出産準備に追われ、女優を休業し、この日も元恋人のジェイ・セブリングや、ポランスキーのポーランドからの友達、
フライコウスキーとその恋人アビゲイル・フォルジャーらと共に夜を過ごしていました。
そして、テートら4人と、もう一人の身元不明の男の合計5人の死体が、1969年8月9日の朝、テート家の使用人によって
発見されます。
その殺人行為は目を疑うくらいに残虐で、全員が滅多刺しにされ、ロープで縛られている者もいました。
テートには、16箇所の刺し傷があったといいます。
テートとセブリングはリビングで発見され、すぐそばにフライコウスキーとフォルジャーが死体となって倒れていました。
尚、身元不明の男性は、テート家敷地内にある道路上の車の中から発見され、後にテート家とは無関係のセールスマン、
スティーヴン・ペアレントであることがわかりました。
この時点で、誰が犯人なのかは全くわからず、捜査の長期化も見込まれていました。
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