ライフスペースの概要
ライフスペースは、元税理士である高橋弘二が主宰するグループで、1983年に自己啓発セミナーとしてスタートしました。
そのセミナーは、1989年に著書「生きるのがラクになる本」がベストセラーになったことで人気を呼び、多い時で
1万人もの人が参加していたそうです。
しかし、1996年辺りから、その実態がカルト集団的なものに変わっていき、高橋の人格もどんどんカルト的な形相を
帯びていきます。
自分を「グル」「サイババ(インドの有名な霊能者)の後継者」と呼ぶようになり、サイババの知名度に便乗して
メンバー集めに奔走するようになりました。
尚、サイババ氏は、高橋とは全くの無関係で、実際には高橋は後継者指名など受けていません。
このような経緯があり、いつしかライフスペースは、カルト集団として有名になっていました。
また、高橋の言動も「珍言」と呼ぶに相応しく、その発言内容がマスコミを賑わせるようになります。
2000年になると、「成田ミイラ事件」(詳細は後述)と呼ばれる事件を起こします。
これは、重病の男性に「治療」と称する儀式的なものを施した結果、その男性は亡くなり、しかもミイラになるまで放置した
という事件です。
この事件で、高橋とライフスペース関係者数人が逮捕され、高橋は後に懲役7年の判決を受けることになりました。
尚、2009年に高橋は出所しており、現在でもライフスペースの活動は続いています。
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法は、数々のスパイを寝返らせてきた元FBI捜査官の心理テクニックが書かれた本。
「まあね…」はウソのサイン、唇を触る人は不安を感じているなど、実践的なコミュニケーション術が公開されています。
2015年の発売から、継続的に売れ続けている良著。
心理学入門にもおすすめ。
定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。