ありふれた「情」の隙間

私たちはみな、心に「情」というものを持っています。

身近にある問題で、例えば家庭内暴力に悩む妻が決して離婚しない場合を想定してみてください。

その理由は色々あるかも知れませんが、大きな理由となり得るのは、「相手を信じる」ことだと思います。

夫側が「ごめん、二度としない」と涙ながらに約束すると、その人を愛する分だけ信じたい気持ちも強くなり、
相手の言葉を何度でも信じてしまいます。

しかし実際のところ、何度も同じ過ちを繰り返した時点で暴力に悩まない生活=夫と暮らさない生活、
であることは明白なのです。

情というものに更に働きかけるために、「涙」を利用することもあるでしょう。

目の前で誰かが泣いていると、私たちは放っておけません。

親友に大金を貸して、期日までに返ってこなくても、それを許してしまう場合は、相手に真剣に頼み込まれた
記憶があり、知っている人だからこそ最後までその人を信じたい、という心が働くからです。

このように、人間の中に当たり前にある「情」や相手を信じる気持ちを巧みに操る、それが、
マインドコントロールをする側のやることです。

情を揺さぶることができればいいので、コントロールする側がカリスマ性を持つ、ある団体のリーダーであっても、
近所に住む女性でも、結果は同じです。

私たちのありふれた感情の中に侵入してくる分拒むのが難しく、どんどん相手のペースにはまる可能性があります。

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法は、数々のスパイを寝返らせてきた元FBI捜査官の心理テクニックが書かれた本。
「まあね…」はウソのサイン、唇を触る人は不安を感じているなど、実践的なコミュニケーション術が公開されています。

2015年の発売から、継続的に売れ続けている良著。
心理学入門にもおすすめ。

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定義と用語解説

マインドコントロールにかかる心理

具体的なマインドコントロール・洗脳の方法

マインドコントロール・洗脳されないためには

マインドコントロール・洗脳を解くには

マインドコントロール・洗脳事件簿

以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。

MKウルトラ計画

パトリシア・ハースト事件

オウム真理教事件

統一教会

ホームオブハート事件

神世界事件

ライフスペース

テート・ラビアンカ殺人事件

集団自殺事件

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