霊感商法
霊感商法とは、「霊能者」「占い師」といった霊感の強い人間を装い、人に接触し、法外な値段のものを
売りつける詐欺行為のことです。
まず、自称・霊能者Aがいるとして、Aは親切を装い、ターゲットに近づきます。
そこで「あなたは悪霊が宿っている」「あなたの祖先が苦しんでいる」など、とマイナスで悲観的に取れる話をして
ターゲットに恐怖心を抱かせ、「この壺を持っていれば大丈夫」「これを持っていれば運気がアップする」という
きっかけを作り、物を売り込みます。
法の華三法行では、これを足裏診断で行い、また神世界では「ヒーリングサロン」と呼ばれる場所を設け、
そこで宗教行為とは関係ないとしながらも、理由をつけて物を売りつけていたケースがあります。
神世界が行った詐欺行為も、霊感商法に相当することになるでしょう。
そして裏を返せば、霊能者というものはおらず、相手の心理を掴み、物を売り込むコツが完全にマニュアル化
されていることが明らかになります。
韓国の統一教会では、教会系列の美術品を扱う会社で売れ行き不振に陥っていた壺を、霊感商法で売りつけることに
成功し、法の華三法行では教祖の手形色紙、神世界では「神水」と呼ばれる水や「お清め塩」と呼ばれる塩を多くの
信者に売りつけて、荒稼ぎをしていました。
そのほか、それぞれの宗教が独自に商品を作り、巧妙な話術で売りさばいています。
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法は、数々のスパイを寝返らせてきた元FBI捜査官の心理テクニックが書かれた本。
「まあね…」はウソのサイン、唇を触る人は不安を感じているなど、実践的なコミュニケーション術が公開されています。
2015年の発売から、継続的に売れ続けている良著。
心理学入門にもおすすめ。
定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。