神世界事件の概要
神世界事件とは、「有限会社 神世界」と名乗る新興宗教のグループが起こした一連の事件のことです。
神世界は、主に「ヒーリング・サロン」という癒しを提供するサロンを展開し、その中で自分たちの新興宗教に勧誘する
という方法で、多くの顧客・信者を獲得しました。
当初は一貫して「我々は宗教団体ではなく、会社経営をしている」と主張していましたが、サロンで親しくなった人たちに
「お清めの塩」や「神水」と呼ばれる水を高額で売りつけ、更に仏教関連のグッズを売りつけていたことから、その活動実態が、
カルト宗教のものであることがわかります。
そして、顧客がそのことに気づくと、今度は会員である著名人や警察官の名前を出し、「怪しい宗教じゃないんだから安心して」
といわんばかりに説得し、納得させ、引き続き何かしらの形でものを売りつけ続けていました。
この会社が設立されたのが2000年のことで、それ以来徐々にネット上でも神世界のサロンが怪しいと噂になり始めていました。
2008年になり、警察は詐欺罪などで神世界とその関連会社の捜査を開始し、2011年には初めて幹部らの逮捕状を取りました。
その年に逮捕されたのは、「教祖」と呼ばれる斉藤亨とその妻葉子(取締役)、代表取締役の日原易子、取締役の宮入参希江ら
延べ25人になります。
尚、経営陣は全て親戚関係の人間で、家族経営による犯行、という点が大きな特徴です。
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法は、数々のスパイを寝返らせてきた元FBI捜査官の心理テクニックが書かれた本。
「まあね…」はウソのサイン、唇を触る人は不安を感じているなど、実践的なコミュニケーション術が公開されています。
2015年の発売から、継続的に売れ続けている良著。
心理学入門にもおすすめ。
定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。