成田ミイラ事件
1999年11月、千葉県成田市にあるホテルから警察に、不審者の長期滞在に関する電話が寄せられました。
これを受けて警察が捜査したところ、部屋からミイラになった遺体が発見され、この部屋を借りていた
ライフスペース社員らが逮捕されました。
このミイラ化した遺体は、元会社員の66歳(当時)の男性のもので、その息子は、重度の病で瀕死の状態にあった父親を
ライフスペース側に預け、教祖の高橋による治療で回復することを信じていたとのことです。
その治療法とは、「シャクティ・パット」と呼ばれる、頭部を軽く叩くだけの方法で、教祖はこれで病が治ると男性家族に
信じ込ませていました。
結局男性は、死体遺棄罪で逮捕されることになり、また教祖の高橋も、死体遺棄の責任を問われ、懲役7年の実刑を
言い渡されています。
高橋は、自称「シャクティパット・グル」で、自分が頭を叩くことによって病が治るという謳い文句で、多くの人から
その治療費として多額の金を集めていました。
またライフスペースでは、「シャクティパット・ファンデーション」という関連組織を作り、この組織で治療を行うと
していました。
結果的に、助かるかも知れなかった人の命を奪うことになり、またミイラ化した遺体を扱う集団の異様な生活ぶりが
浮き彫りになり、その想像を絶するカルト思想の異常さを窺わせることになりました。
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法
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定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。