オウム真理教が用いた洗脳術
オウム真理教が信者を獲得していった背景には、想像を絶する洗脳技術がありました。
その根底にあるものは、MKウルトラで開発された技術です(「MKウルトラ計画」参照)。
麻原は、元医師である信者、林郁夫に命令し、サティアンと呼ばれる教団施設で、次々と洗脳技術を開発していきます。
その一つは、私たちがかつてテレビで多く目にした「ヘッドギア」です。
そのヘッドギアは、「PSI(Perfect Servation Innovation)」という別称があり、麻原の脳波を再現した電流が流れている
とのことでした。
つまり、PSIにより、信者と麻原の精神的一致を試みたものと思われます。
もっとも、このオリジナルはイタリア人医師が考案した「根絶治療」というもので、林の改良は成功した部分がある一方、
失敗した面も多くあったのではないかと言われています。
そのほか、MKウルトラで重視されたLSDの研究は、オウムの中でも行われました。
信者全員が被験者になり得るということもあり、実際にどれだけ多くの信者が被験者として被害に遭ったのか、その数は、
憶測上では物凄い数になるでしょう。
麻原は、教団を守るために、信者の精神破壊を徹底して行いました。
どのカルト集団もやることです。
しかし、サティアンという大きな実験場所を確保したことで、ただのカルト集団のレベル以上のところで、本格的な実験が
行われていたと推測されます。
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定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。