「マインドコントロール」と「洗脳」の定義
私たちは「マインドコントロール」と「洗脳」という言葉を同義語のように扱いがちですが、学問上、
この二つは違う意味を持ちます。
また、「マインドコントロール」の和訳が「洗脳」になるのではなく、「洗脳」を英訳すると、
「ブレイン・ウォッシング(Brain-Washing)」になります。
「マインドコントロール」は、単に人の心を自由自在に操ることができる状態にすることです。
心理学などの技を使い、相手に自分を共感させるように仕向けます。
一方、「洗脳」には、もっと暴力的な要素が加わります。
洗脳する側は、LSDなどの薬物を使うことがあり、また暴力を振うなどして、相手に服従を強要します。
ですから、洗脳されるまでの過程で、犯罪行為に等しいことが多く行われるのです。
しかし、洗脳の方が、そこから脱するまでの過程がまだ楽であるとも言われています。
洗脳の場合は、暴力的な環境から解き放たれれば、そのことだけで心理状態の改善が見込める場合が多い
という説があるのです。
マインドコントロールの場合は、自分の心が他者にコントロールされていたことを受け入れること自体が
非常に困難です。
気持ちの隙間に入り込み、価値観そのものを一度変えてしまったら、元に戻すのは大変な作業になるのは必至です。
一方、洗脳では強烈なトラウマが残る可能性もあり、マインドコントロールと洗脳の双方とも、精神的な回復には
長い時間を要します。
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定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。