そのほかの心理反応

人間には共通する心理反応がまだまだあり、それらは徹底的に研究され、悪用されます。

前述の誰もが持ち得る心理のほかにも、例えば人間には好かれたいという気持ちがあり、その気持ちが
満たされることで、至福を味わうことがあります。

ですから、マインドコントロールをする側は、相手に好意を持つ振りをして近寄り、マインドコントロールを
される側はその好意を有り難く受け止め、マインドコントロールをする側に心を許してしまいます。

一度このような突破口を作ってしまえば、あとはどんどん人の心に入り込んでいき、その人の心をコントロールする
体制に持っていくでしょう。

また、もう一つ私たちに共通して言えることは、権威ある人に対する尊敬の気持ちです。

権威のある人とは、例えば著名な医者や作家、芸能人などです。

そういった人たちがマインドコントロールをする側の団体やセミナーに関わりを持っているとすれば、
私たちは「あの団体はそんなに危険ではないかも」と思ってしまうかもしれません。

地位や名声のある人が広告塔になるだけで、その団体の印象が全く違ってくるものなのです。

当然、私たちは無名の団体には不信の眼差しを向けますが、誰もが知る大物タレントが所属する団体に対して、
そこまで強く不信の眼差しを向けるかどうかはわかりません。

マインドコントロールをする側は、有名人との関係を誇張して、イメージ戦略を図ることがあります。

そして、そこに騙されて、深みにはまっていく人がいることも事実です。

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法は、数々のスパイを寝返らせてきた元FBI捜査官の心理テクニックが書かれた本。
「まあね…」はウソのサイン、唇を触る人は不安を感じているなど、実践的なコミュニケーション術が公開されています。

2015年の発売から、継続的に売れ続けている良著。
心理学入門にもおすすめ。

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定義と用語解説

マインドコントロールにかかる心理

具体的なマインドコントロール・洗脳の方法

マインドコントロール・洗脳されないためには

マインドコントロール・洗脳を解くには

マインドコントロール・洗脳事件簿

以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。

MKウルトラ計画

パトリシア・ハースト事件

オウム真理教事件

統一教会

ホームオブハート事件

神世界事件

ライフスペース

テート・ラビアンカ殺人事件

集団自殺事件

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