人民寺院の集団自殺事件
人民寺院というカルト集団は、900人以上の人を集団自殺に巻き込んだことで知られています。
創設者は、アメリカ人のジム・ジョーンズで、幼い頃から宗教教育を徹底的に施されてきた人物です。
1956年に「人民寺院」を設立した当初は、バイタリティに溢れ、すぐれた活動家として非常に人気があり、
政治家とのコネも着実に築いていました。
しかし、本当の彼は非常に人種差別主義的で、自らアジア系と黒人の子供を養子に迎え、多くの黒人信者を
抱えていたにも関わらず、幹部クラスには全て白人を起用していました。
その差別的且つ独裁的な体制は徐々にマスコミによって明らかにされ、ジムは精神的に追い詰められ、
薬物を乱用するようになります。
そして1973年、彼は、ガイアナ(南米の国)に信者を連れて移住することにしました。
ガイアナではジャングルを切り開き、「ジョーンズ・タウン」というコミューンを作りましたが、これは、
自分たちの活動実態を人目にさらさないためでした。
しかし、その生活ぶりも徐々に明らかにされ、アメリカのレオ・ライアン議員が視察団と共にジョーンズタウンを訪れ、
その生活の実態を確認することになりました。
ジムは、視察を終えたライアン一行を急襲してライアン議員は死亡、そしてその直後に、ジムは信者らと集団自殺を
図りました。
1978年11月18日のことです。
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マインドコントロールにかかる心理
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