知覚のコントラスト
私たちは、何気ない日常生活の中では自分たちの健康について大して考えないものですが、大病を経験した後だと
「健康って素晴らしい」と思うものです。
つまり、物事を何かと比べることによって、同じ物事の価値が上がったり下がったりするのです。
これを「知覚のコントラスト」と呼びます。
私たちの周りには、その比べ方によって価値の違ってくるものが本当に多く、その「もの」とは、物質的なものや
健康上のものだけでなく、心理的なものも、対照的なものを見ることで変わってきます。
この心理を、マインドコントロールをする側は利用します。
彼らはマインドコントロールを施す人々に、人間の負の部分を極端に印象づけようと企てます。
既にマインドコントロールする側とかかわりを持ってしまった人には残虐シーンだらけのフィルムを見せたり、
人間の汚い部分を誇張して訴えかけたりします。
そうして、心理的に追い詰めていくのです。
追い詰められた人間は、理性を失い、正常な気持ちで物事を考えられなくなります。
もしくは、正常な感覚を失うまで、人のマイナス部分を押し付け続けます。
そして、どん底まで落ちたときに、マインドコントロールをする側がその人にとって理想的な教えを説くのです。
そうすると、理性を失った中では、暗闇に見える一筋の光のように思えてしまうでしょう。
トラウマになるような究極の心理状態に置き、そこに救いの手を差し伸べるという手法も、マインドコントロールを
する側がよく使うということです。
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法は、数々のスパイを寝返らせてきた元FBI捜査官の心理テクニックが書かれた本。
「まあね…」はウソのサイン、唇を触る人は不安を感じているなど、実践的なコミュニケーション術が公開されています。
2015年の発売から、継続的に売れ続けている良著。
心理学入門にもおすすめ。
定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。