ホームオブハートの多くの訴訟、幼児虐待疑惑など -1-
ホームオブハートの施設に捜査が入ったのは、2004年のことです。
当時、脱会した元ホームオブハート会員から幼児虐待の告発があり、捜査をしたところ、栄養失調状態の子供一人を含む
5人が保護されました。
これに対して、「幼児虐待の事実は存在しない」という倉渕氏の支持者もいましたが、その後多くの証拠が見つかり、
動かし難い事実になっています。
この集団では、子供が泣くことは親への執着の強さを意味し、無理やり親と子を引き離し、子供に虐待まがいの教育を
行っていたようです。
そのほか、主に損害賠償での訴えが立て続けに起こり、いずれの脱会者も、「騙されて全財産を没収された」と主張、
この件に関しては、2010年4月にホームオブハート側が和解金を支払うことに同意しています。
弁護士の紀藤正樹氏は、「こちらの提示はほぼ全面的に受け入れられた」とし、ホームオブハート側は不戦敗を
したことになります。
2011年には、Toshi氏が新たに原告になり、ホームオブハート幹部らを訴えています。
ホームオブハートは、自己啓発と称してマインドコントロール・洗脳を行い、高額のものを無理やり売りつけ、
その集団の実態は、結局はカルト集団の典型です。
ただ、この集団の知名度アップには、Toshi氏が広告塔になっていた部分がかなり大きく、Toshiの影響で会員になった人が
多くいました。
その彼が、今度はホームオブハートを訴える側に回り、ホームオブハートは今、非常に深刻な状況下にあるものと思われます。
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定義と用語解説
マインドコントロールにかかる心理
具体的なマインドコントロール・洗脳の方法
マインドコントロール・洗脳されないためには
マインドコントロール・洗脳を解くには
マインドコントロール・洗脳事件簿
以下にご紹介するのは、世界で実際に起きたマインドコントロール・洗脳事件です。