般若心経・金剛般若経 二十八

「須菩提白佛言。世尊。頗有衆生得聞如是言説章句生實信不。佛告須菩提。莫作是説。如來滅後後五百歳。」

書き下し文

「須菩提、仏に白(もう)して言う、「世尊よ、頗る衆生有りて、かくの如き言説章句を聞きて実信を生ずることや得るや、いなや。」仏、須菩提に告げたもう、「この説を作(な)すことなかれ。如来の滅後、後の五百歳に、」

現代語訳

「6

このように言われたとき、スブーティ長老は、師に向かって次のように訊ねた――『師よ、これから先、後の時世になって第二の五百年代に正しい教えが亡びる頃には、このような経典の言葉が説かれても、それが真実だと思う人々が誰かいるでしょうか。』

師は答えられた――『スブーティよ、あなたはそういう風に言ってはならない。これから先、後の時世になって、第二の五百年代に正しい教えが亡びる頃に、このような経典の言葉が説かれるとき、それが真実だとおもう人々がいるに違いない。

スブーティよ、また、これから先、後の時世になって、第二の五百年代に正しい教えが亡びる頃、」

第二の五百年代:釈尊がなくなって後五百年間は「正法」が世に行われ、教えと修行と証(さとり)の三つともに存在する時期、次の(第二の)五百年間は正法に似た「像(ぞう)法」の行われる時期で、教えと修行はあるが証りのない時期、それ以降は「末法(まっぽう)」の時代で、教えはあるが修行も証りもない法滅の時代が来るという説が後代に行われました。(つづく)

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