般若心経・金剛般若経 三十三

「則爲著我人衆生壽者。若取法相即著我人衆生壽者。何以故。若取非法相。即著我人衆生壽者。是故不應取法。不應取非法。以是義故。如來常説。汝等比丘。知我説法如筏喩者。法尚應捨。何況非法。
須菩提。於意云何。如來得阿耨多羅三藐三菩提。」

書き下し文

「すなわち、我。人・衆生・寿者に著(じやく)せられ、若し、法に相を取るときは、すなわち、我・人・衆生・寿者に著すればなり。何を以ての故に。もし、非法に相を取るときは、すなわち、我・人・衆生・寿者に著すればなり。この故に、まさに法を取るべからず。まさに非法をも取るべからず。この義を以ての故に、如来は常に説けり、『汝ら比丘よ、わが説法を筏の喩えの如しと知る者は、法すらなおまさに捨つべし。いかに況んや非法をや』と。須菩提よ、意においていかに。如来にして阿耨多羅三藐三菩提を得んに、如来の説く所の法有りや」。須菩提言う、われ仏の説きたもう所の義を解(げ)する如くくんば、定(さだ)んで、法の、阿耨多羅三藐三菩提となづくるもの、有ること無し、」

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