般若心経・金剛般若経 三十六

「亦無有定法如來可説。何以故。如來所説法。皆不可取不可説。非法非非法。所以者何。一切賢聖。皆以無爲法。而有差別。須菩提。於意云何。若人滿三千大千世界。七寶以用布施。是人所得福徳寧爲多不。須菩提言。甚多世尊。何以故。是福徳即非復福性。是故如來説福徳多。若復有人。」

書き下し文

「また、定んで、法の、如来によりて説かるべきもの、有ること無し。何を以ての故に。如来の説きたもう所の法は、皆、取るべからず、説くべからざればなり。法にも非ず、非法にも非ず。一切の賢聖(けんしよう)は、皆、無為(むい)の法を以て、しかも、差別有ればなり。須菩提よ、意においていかに。もし、人、三千代千世界を満たす七宝を、以て用いて布施せんに、この人の得る所の福徳は、寧ろ多しとなすやいなや』。須菩提言う、『甚だ多し、世尊よ。何を以ての故に。この福徳は、すなわち、また、福性に非ざればなり。この故に如来は、福徳多しと説きたもう』。『またもし、人有り、」

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