宗教、特に仏教を中心に宗教史に残る経文などを取り上げながら、宗教と科学が背中合わせに存在する事を浮き彫りにするつもりです。
般若心経・金剛般若経 一
これからこのブログでは、主に仏教を主にしながらもキリスト教、ヒンズー教、ゾロアスター教、キリスト教、イスラム教など、宗教の枠にとらわれず、書き綴ってゆきたいと思います。
まず、何といっても般若心経は仏教を語る上で避けられない大変重要なお経です。写経が静かなブームとなっていますが、その際写経されるのは殆どが般若心経です。
それでは、般若心経を見てみましょう。
般若波羅蜜多心経(はんにやはらみつたしんぎよう)
唐三藏法師玄奘譯(とうさんぞうほうしげんじようやく)
現代語訳
般若波羅蜜多心経とは、まず、般若ですが、智慧のことです。波羅蜜多は、岩波文庫の中村元・紀野一義役ですと、完成と訳しています。つまり、般若波羅蜜多心経とは、「智慧の完成」という意味になります。
唐三藏法師玄奘譯とは、西遊記でも有名な三蔵法師のことです。つまり、これは、唐の時代、三蔵法師玄奘が漢訳したものと言う意味です